白内障日帰り手術
白内障とは、カメラのレンズに相当する水晶体が、さまざまな原因で濁るために起ります。水晶体が濁ると光が十分通過できなくなり、また、光が乱反射して視力が低下します。
原因は、加齢だけでなく、紫外線、糖尿病、外傷、アトピーなどがあります。濁り方がひとりひとり異なるため、症状はさまざまです。視力が低下し「目がかすむ」だけでなく、「まぶしくなる」、「明るい場所で見えにくい」、 「近くが見やすくなり、眼鏡が合わなくなる」、 「二重、三重に見える」などの症状があります。
白内障が進行して日常生活に不自由を感じるようであれば、手術治療が必要な時期です。
当院では、最新の白内障手術機械を使用し、2.5mmという小さな切開創で手術をおこなっております。手術では、2.5mmの切開創から濁った水晶体を超音波で乳化吸引し、人工のレンズを挿入します。手術は局所麻酔で行い、10〜20分程度で終わります。手術中も術後も痛みはほとんどありません。小切開による白内障手術では切開創の縫合はほとんどありません。また、手術による乱視の増加を少なくすることができます。
手術後はすぐに帰宅することができますが、リカバリールームで数時間安静を取ることも可能です。手術後から翌日の診察までは手術をした眼に眼帯をしますので、手術日と翌日の通院には車の運転はできません。
当日の手術費用は片眼で、1割負担の方で約14,000〜15,000円、3割負担の方で約43,000〜45,000円となります。
高額療養費制度では、毎月の自己負担に上限があり、年齢や所得水準、通院治療と入院治療で自己負担上限額が異なります。特に、70歳以上で一般所得者(年収156万〜約370万円)の方では、入院治療での1か月の負担上限は57,600円ですが、通院治療での1か月の負担上限は18,000円となり大きく異なります。同一月の両眼手術でも上限は18,000円で同じです。
日帰り手術の利点は、入院での手術にくらべ自己負担上限が約3分の1になること、さらに、入院費用がかからないことです。また、手術後当日から自宅での生活ができるため、生活リズムに変化をきたさないことが利点です。
「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」につきましては、患者様によって適応と効果に違いがありますので院長にご相談ください。
当院は先進医療実施医療機関となっておりましたが、2020年4月より多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は先進医療の対象外となりました。2020年4月以降、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は選定医療となり、多焦点眼内レンズと単焦点レンズの費用の差額が実費になります。白内障手術の費用は保険診療でまかなえますが、多焦点眼内レンズのレンズ代と必要な追加検査代が別途かかります。レンズの種類によりますが保険診療とは別に31万円前後の追加費用が必要となります。
ご希望の方は院長にご相談ください。
※図、説明文の一部は参天製薬ホームページから引用・参考にしています。
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